本日は大手住宅メーカーの築40年のお宅で漏水が発生したため、お客様よりご連絡をいただき早速伺いました。漏水の際に場所を特定するために音調棒という器具を使います。
先端を水道管や水栓器具に当てて、反対側の丸い器具に耳を当てると漏水に近い場所ほど大きな水流音がします。


水道メーターを確認すると、やはり水道を止めていてもパイロットと言われる漏水を確認する銀色の丸い部品が結構な勢いでぐるぐる回っている。

音の大きさから室内の洗濯水栓が一番怪しいということで、床下から潜って場所を特定しようとするも40年前の建物ということで室内に点検口が存在せず、基礎の点検口から潜るも特定場所までたどり着けませんでした。
十数年前にリフォーム工事で洗面所と浴室を改装した際に点検口を塞いでしまったようですね。
建物によってはこういうこともありますね。
仕方なく洗濯機のパンを剥がさせて頂き、ようやく配管にたどり着きました。

配管の継ぎ手部分にピンホールのような穴があり、勢いよく水が漏れているのを発見!
新しい継手で漏水部分を交換し、メーターを再度確認するとパイロットも完全に止まっており、修理が完了しました。


今回の原因は以前行ったリフォーム工事で、洗面所の床下をタイル施工する際、なぜか?砂で床下全体を埋めてしまったため、管が腐食したのが原因のようです。
想像外のことが多く、時間がかかりましたが原因も特定できたので一安心。
早めに水漏れに気づいて本当に良かったです。