S様ご夫婦との家づくりは苦難のスタートでした。
実は弊社と出会う前に某ハウスメーカーと契約を済ませ、打合せもかなり進んでおりました。
「全て大丈夫です！ご契約をしてからじっくりお伺いしますので安心してお任せください」という営業マンの言葉を信じて家づくりをスタート。
その後はコーディネーターに丸投げで営業マンは放置状態。
話の食い違いがあまりにも多く追加金額も400万以上に。当初の予算に含んでますという営業マンの生返事で
要望はほとんど含まれていないことが発覚！あまりのいい加減さに打合せもストップ状態のときにご紹介で出逢いました。
どうしたらよいか？というご相談から弁護士を入れての解約相談から始ました。
数か月を要しましたが何とか契約金も返金してもらい、家づくりが正式にスタート。
ご要望を細かくお伺いし、間取りも一からプランニングし直しました。
外観はガルバリウム鋼板に一部南面のみテクスチャーを変えてモールテックスを採用。
サッシも2.4ｍの大開口窓を2本並べて、見栄え良く天井納まりにしてスッキリした外観です。
玄関ドアも余計なデザインの無いシンプルな片開きを採用。
玄関土間はタイルを貼らずにモルタル仕上げ、割れを防ぐため厚めに塗りました。
外観とのバランスを考え、内装もグレーと黒を基調にしてシックな雰囲気にまとめました。
TV台は既製品にモールテックスを塗って、壁掛けTVまで壁の中を隠蔽配管。
余計なものは見せないように配線の種類や本数も確認して、ちょうどよい位置になるように、
TV台も事前に寸法を確認。
内装建具はお客様のご要望で神谷コーポレーションのハイドアを採用しました。
また建具がなるべく目立たないようにクロスが貼れるタイプを収納扉に選びました。
統一感があっていいですね。
神谷のドアは2.4ｍですが、鉄のフレームを内蔵しているため、他社のハイドアと比べると反りが生じにくくしっかりした感じです。
専業メーカーなので、細部へのこだわりも凄いですね。
造作の洗面化粧台。
お客様のイメージをそのままカタチにしました。
収納の形や奥行、外観のイメージまで細かくお打ち合わせをさせて頂きました。
洗面ボウルと水栓はmiratap,スイッチ類は神保などデザインにこだわりのメーカーの商材
を多く使用しております。
浴室はタカラスタンダードのシャワーユニットを採用。
ご夫婦共に浴槽には浸からないということで、悩んだ結果不要なものを排除。
掃除もしやすくその分ひろびろ。
ただ壁面パネルが好みでないということで、ここにもモールテックス塗っちゃいました。
かつガラスドアの横にも更にガラスパネルを造作して圧迫感の無いシャワー室になりました。
室内干しのユーティリティスペースは3帖。
入口の建具はmiratapのガラス引き戸を採用。
キッチンは黒のフラット対面式。
テーブルもキッチンの幅に合わせてオーダーで製作しました。
カーテンボックスを作り、天井に納まるのでスッキリですね。
寝室は他の部屋と違い床をウォルナットにしました。
余計なものを極力なくし、内装カラーも統一感を持たせておとなな空間ですね。
生活感を出さないミニマリストのような感じがご夫婦のくつろぎの空間であり、
個性をよく表しております。
見た目もオシャレなS様ご夫婦にとってもお似合いです。
